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タンバリンでできたオーロラ
第8章 魔砲兵姫ニミット2
「では誓え、ニミット・エルフィーン、その名に賭けて、偉大なるこの魔王ザナルの魔砲兵姫となり。その身を捧げると!」
「くっ……私……ランスラントの王女、ニミット・エルフィーンは……」
そこまで口にして言いよどむ。この先を続ければ引き返せない。その思いが言を継ぐのをためらわせたのだ。だが、やめれば民の命はない。
ニミットとザナルの視線が交錯する。ザナルの眼光には冷酷な蔑みの色があるだけだった。
「……偉大なる魔王ザナル様の……魔砲兵姫となり、お仕え致します……この身をお捧げ致します……」
服従の言葉と共に砲架が光を発しはじめた。ニミットの股間の下から新たな突起がするすると伸びる。
「こ、これは……!」