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タンバリンでできたオーロラ
第9章 魔砲兵姫ニミット
(くっ……この得体の知れぬ男に肌を見せるなど……)
男顔負けの勝ち気でありながらも、そこは妙齢の乙女でもある。心中穏やかではなかったが、それを悟られたくはなかった。
「いえ……構いません。ぬ、脱げばよいのですね」
そう言って、ドレスに手を掛ける。
しゅす、と音を立てて着衣が床に落た。
不躾なマヌガンの視線を感じ、羞恥で薄桃色に染まったその肌は、玉のように滑らかで艶めかしい色香を漂わせていた。
「キヒヒッ……よろしいですぞ。下着もお取り下され」