この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
タンバリンでできたオーロラ
第16章 ナガラ探し

「言っただろ! ナガラ探し! タカラ探しじゃないの!」

 なあんだ。

「つまんなーい」
「ナガラって何だ?」

 私としゅんちゃんが口々に言う。

「お前ら、ナガラも知んねーのか」

 タケ坊はちょっと嬉しそうに聞き返す。

 知らないよ、そんなの。聞いたことない。

「ナガラって、ナニナニしながらの、ナガラ?」

 しゅんちゃんが言う。
 しゅんちゃんは頭がいい。一番年下なのに。
 私とか、あんまり頭良くないから、憧れる。

 でも、頭の良い弟はいい。
 いざというとき頼りになるからだ。
 タケ坊が面白い事を考えて、しゅんちゃんは頭脳でそれをカバーする。
 二人といっしょなら、いつだって私は楽しい。

 しゅんちゃんの質問に、タケ坊がニヤリとした。

「……そう思うだろ?」
「違うの?」

 と、私。

「ヒロはどう思う?」
「わかんなーい」

 考えるのは私の役目じゃないもん。
/619ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ