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タンバリンでできたオーロラ
第16章 ナガラ探し

色々あって、ケンカしたりモメたりしながらも、私たちウソップ海賊団(私の中で)はナイアガラの滝に辿り着いた。
ナイアガラの滝を上空から見下ろす。
たっぷりの量の水が、絶壁を流れ落ちていく。
ドドドって音が凄い。
「虹は出ないんだなあ……」
しゅんちゃんが呟く。
「虹?」と、私。
「うん、水煙が立っててね、そこに虹がかかるんだ」
「ウワー」
その光景を想像して、私は感嘆の声を上げてしまった。
すごく、綺麗。
ううん、壮大。そんなの本当に見てみたい!
でも、私たちのナイアガラの滝には水煙も、虹もない。
「っていうか、島もない……」またしゅんちゃん。
「フフフ、愚か者どもめ……」
今度は船長は自信あり気だ。
私たちは期待する。
こういうときのタケ坊は間違いがないからだ。
何か絶対考えがある。

