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タンバリンでできたオーロラ
第3章 キリングス・オブ・キングス3 ~凌辱のカードバトル~

「占星術のステラ……ああ、知ってるぜ。噂通り、なかなかのもんだ」
襲撃者は若い白人の男だった。武術か何かで鍛え上げたような引き締まった体つきをしている。黒いルーズなパンツ。上半身はこれも黒だが背中だけを覆う、変わったトレーニングウェアのようなシャツで、硬そうな胸筋と割れた腹筋を誇示するかのような出で立ちだった。
その男も事もなげに宙に浮いていた。履いている靴が燃え盛るような炎を噴き上げている所を見ると、それが浮力の源らしい。
「あなた……パイロットもろとも、私を墜落させるつもりだったの?」
「だったら、どうだってんだ?」
「無関係な者を巻き込むなど、タブレット・シーカーの風上におけぬ所業……」

