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タンバリンでできたオーロラ
第32章 頭取 権俵金蔵

美木本は泣き出していた。
いい歳をしたスダレ禿げの中年男が、背広姿で脂汗に塗れた醜い顔に涙を浮かべて股間に顔を埋めている。たまらなくそそられる光景だ。
「う……くっ……こ、こんなこと……ああ……どうして……」
「グズグズするんじゃねえ、萎えちまうだろうが!」
「ううっ……すっ、すいません……申し訳ありません!」
じゅぅぷうぅぅっ……!
権俵の分身が、ぬるりとした口の中へと呑み込まれた。
ナメクジのようなヌメヌメとした舌の肉が、ねっとりと肉幹に絡みつく。
「ハハッ! う、うお……いいぞ……お前の口……いやらしいな、お、ぅおっ……むむっ、くうっ……」
「じゅぷ……うじゅ……ごひゅっ……んっ、ぷっ」
座ったままの権俵に突き上げられ、喉元まで先端を許す美木本。
えづく寸前ギリギリの責めは何度もこうやって取引相手を犯して来たこの悪魔の様な頭取ならではのテクニックだった。

