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タンバリンでできたオーロラ
第38章 終末のユーフォニアム
私たちはそーゆー景色を、二人で眺めてニコニコしてて。他の人たちは、歩道橋にいない人たちは、道端で見物していた人たちなんかは、だんだん行進の流れに呑まれていって……だって、あっちからもこっちからもマーチングバンドが来るんじゃん。逃げられないよね。そう、下で見物してた人とか、建物の中で見てた人たちから順にのみ込まれて。
逃げる必要もなくてさ。のみ込まれると、その人たちも可愛い女の子になっちゃって……。な~る~の! いいから聞いて。もしもこうならいいなっていうお話なんだから! いいでしょ、女の子になったって。だって、可愛いし。
男の人も、お爺ちゃんもお婆さんも、みーんな、マーチングバンドになっちゃうの。行進にのみ込まれた途端に、羽根つき帽の制服を着た可愛い女の子になっちゃうの! めいめい好きな楽器を手にしてね。それで、どんどんマーチが増えていくのよ。
そうそう、先導していたパトカーとか、白バイとかも、そのうちに全部、可愛い女の子のマーチングバンドになっちゃうんだから! のみ込まれてね。
逃げる必要もなくてさ。のみ込まれると、その人たちも可愛い女の子になっちゃって……。な~る~の! いいから聞いて。もしもこうならいいなっていうお話なんだから! いいでしょ、女の子になったって。だって、可愛いし。
男の人も、お爺ちゃんもお婆さんも、みーんな、マーチングバンドになっちゃうの。行進にのみ込まれた途端に、羽根つき帽の制服を着た可愛い女の子になっちゃうの! めいめい好きな楽器を手にしてね。それで、どんどんマーチが増えていくのよ。
そうそう、先導していたパトカーとか、白バイとかも、そのうちに全部、可愛い女の子のマーチングバンドになっちゃうんだから! のみ込まれてね。