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タンバリンでできたオーロラ
第5章 キリングス・オブ・キングス ~禁断デュエル 処女開封~
(あ……くふうっ……こ、声がでちゃいそう……駄目よ……そんなこと、絶対……んあああっ!)
周りのギャラリーは皆、同じ年頃の男の子たちばかりである。衆目の中、はしたない声を上げるなどあり得ない。
「なあ……ターンエンド? それとも何かするかい?」
対戦者のワタルが、このみのそんな状態を知ってか知らずかニヤニヤしながらせかす。
学校で話した時はいい人で良かったと思ったが、どうも様子が違ってきていた。
「あう……うう、す、少し待って……か、考えさせて……」
こぼれる吐息は、すでに甘い色合いを帯びている。
「考えなくても、やりたいようにやればいいんじゃない? 触りたい所に触ってさあ……そしたら気持ち良くなれると思うぜ……ウヒッ、ウヒヒヒ!」
「ど、どういうこと!」
自分の体の疼きを見透かしたかのような言葉に驚く。