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タンバリンでできたオーロラ
第5章 キリングス・オブ・キングス ~禁断デュエル 処女開封~
「隠すなよ。全部見せろよ……」
「は、はい……隠しませんから……」
ワタルが舌なめずりする。ギャラリーも色めき立つ。
秘所をまさぐられたまま、ショーツに手を掛け腰を浮かす。
(ああ、恥ずかしい……耐えられない……こんなこと!)
硬く目を閉じてぐっと力を入れる。
そのとき――
「ちょっと待ったあ!」
大きな声がした。
人垣を掻き分けて小柄な少女が姿を現した。このみを庇うようにしてその隣に立つ。
スタジャンを羽織ったボーイッシュな出で立ちの少女だった。
肩まで伸ばした髪に黒のキャップを被り、ジーンズスカートには太めの革ベルトをはすに巻いている。。歳の頃はこのみと同じぐらいだろうか。ヘソ出しの丈の短い黒シャツが描く胸の曲線は充分に発育していた。