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神様とのお約束
第1章 赤ちゃん
パパはママの手を握る。
ママの不安を少しでも楽にしてあげたくて。


ママは安心して眠っていたけど、異変に気付いたんだ。


ゆいとくんが神様から生まれる準備を言い渡されたから。

ボクは焦った。
神様に抗議したんだ。
ボクはゆいとくんを見守る天使だもん。


「神様、まだ……
ママがこの子を生むのは先の話です!
まだ早いです!
他の赤ちゃんよりカラダが小さすぎる!」


神様はボクに言った。

「この世に生を授ける時、私はこの子と母親の一番いいタイミングを選ぶ」

「それでも早いです‼︎」


「ホリー、小さくてもこの世にこの子が誕生する事に意味がある。
人間は進歩した。
小さく生まれてもちゃんとその命を大事にする事を学んできている。
この子のように小さなカラダで生まれも、守れる人間が居る事を忘れてはいけない。
命は尊い。
尊いから学ぶ。
助けるという事をね」


神様は嬉しそうに言うんだ。
命を大事にする人間のお話をする時。

ゆいとくん大丈夫だからね。
ちゃんとボクもゆいとくんを守るから。
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