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神様とのお約束
第1章 赤ちゃん
そんな時にね、ママの担当になった看護師さんが病室にやって来た。
「初乳あげてみましょ!」って元気良く言うんだ。
勿論、直接はあげられない。
ママのオッパイから出たお乳を管に通してあげるんだ。
「凄く大変なお産だったと聞いてます。
だから、疲れちゃいましたね。
でも、赤ちゃん元気いっぱいですよ。
顔見せてあげてくださいね」
ママはポロポロ泣くばかり。
「私のせいで、あの子に何かあったら…
怖くて…会えない」
ママが心底にある本音がこれだったんだね。
「じゃあ、私と会いに行きますか?
赤ちゃんに会ってあげて下さい。
私、時間作りますから!」
看護師さんはまだ新人の助産師さんだった。
勉強中で張り切っている。
その元気とやる気にママは癒やされた。
ママもパパと結婚するまでは仕事一筋の人だった。
新人さんを指導する仕事にも携わった事がある。
その頃を思い出していたんだ。
自分ばかりが落ち込んではいられない。
ゆいとくんの為に沢山の人が動いてくれてる。
『ゆいとは大丈夫、大丈夫』と言い聞かせていた。
「初乳あげてみましょ!」って元気良く言うんだ。
勿論、直接はあげられない。
ママのオッパイから出たお乳を管に通してあげるんだ。
「凄く大変なお産だったと聞いてます。
だから、疲れちゃいましたね。
でも、赤ちゃん元気いっぱいですよ。
顔見せてあげてくださいね」
ママはポロポロ泣くばかり。
「私のせいで、あの子に何かあったら…
怖くて…会えない」
ママが心底にある本音がこれだったんだね。
「じゃあ、私と会いに行きますか?
赤ちゃんに会ってあげて下さい。
私、時間作りますから!」
看護師さんはまだ新人の助産師さんだった。
勉強中で張り切っている。
その元気とやる気にママは癒やされた。
ママもパパと結婚するまでは仕事一筋の人だった。
新人さんを指導する仕事にも携わった事がある。
その頃を思い出していたんだ。
自分ばかりが落ち込んではいられない。
ゆいとくんの為に沢山の人が動いてくれてる。
『ゆいとは大丈夫、大丈夫』と言い聞かせていた。