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神様とのお約束
第1章 赤ちゃん
パパはね、ビデオカメラまで買っていたんだよ。
NICUは携帯での撮影は禁じられていた。
だから、パパはゆいとくんの想い出はここから始まった事をちゃんと記憶しておいてあげたかったんだね。
ママの泣いちゃう病も止めてあげたかった。
1240グラムって、どれくらいの大きさだと思う?
口で説明するのが難しいくらい小さいよ。
ゆいとくんは1240グラムで生れた。
保育器の中でね、ワンちゃんや猫ちゃんが眠るクーファン(ベッドの様なクッション)の中にすっぽり体ごと入ってしまうくらい小さかったんだ。
おむつも新生児用とかじゃなく、それよりも小さいミクロサイズを履いていた。
でもね、ゆいとくん元気いいんだ。
母乳はちゃんと飲むし、時々クーファンから足をはみ出したり、小さな足をバタバタ動かしていた。
危ないから、タオルで固定されていたよ。
たまに呼吸が止まる事もあった。
自力で戻ってくるゆいとくんは凄いね。
パパもママも目の前でそれを見た時は、不安でいっぱいになった。
「大丈夫!ゆいちゃんは優秀だから」
看護師さんは保育器を開けて、ゆいとくんの背中をトントン。
『あっ、ごめん。ごめん。
呼吸するの忘れてた』
ゆいとくんは背中のトントンに気づいて必ず戻ってきて、みんなを安心させた。
偉いぞ!
ゆいとくん!!
NICUは携帯での撮影は禁じられていた。
だから、パパはゆいとくんの想い出はここから始まった事をちゃんと記憶しておいてあげたかったんだね。
ママの泣いちゃう病も止めてあげたかった。
1240グラムって、どれくらいの大きさだと思う?
口で説明するのが難しいくらい小さいよ。
ゆいとくんは1240グラムで生れた。
保育器の中でね、ワンちゃんや猫ちゃんが眠るクーファン(ベッドの様なクッション)の中にすっぽり体ごと入ってしまうくらい小さかったんだ。
おむつも新生児用とかじゃなく、それよりも小さいミクロサイズを履いていた。
でもね、ゆいとくん元気いいんだ。
母乳はちゃんと飲むし、時々クーファンから足をはみ出したり、小さな足をバタバタ動かしていた。
危ないから、タオルで固定されていたよ。
たまに呼吸が止まる事もあった。
自力で戻ってくるゆいとくんは凄いね。
パパもママも目の前でそれを見た時は、不安でいっぱいになった。
「大丈夫!ゆいちゃんは優秀だから」
看護師さんは保育器を開けて、ゆいとくんの背中をトントン。
『あっ、ごめん。ごめん。
呼吸するの忘れてた』
ゆいとくんは背中のトントンに気づいて必ず戻ってきて、みんなを安心させた。
偉いぞ!
ゆいとくん!!