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神様とのお約束
第1章 赤ちゃん
ママは保育器で元気に過ごしているゆいとくんを見た。
鼻マスクや頭を包んでいたガーゼが取れていて、ゆいとくんのお顔がよく見えたんだ。
生まれたばかりは体温調節をする為にそういった処置もするんだね。
『やっ君に似ていて本当に可愛い』
そんな気持ちがママに溢れたよ。
温かくて優しい気持ち。
ママの近くに寄ったら、ホンワカとした母性という優しい温度に包まれていた。
「元気でしょう。
小さく生まれても、大丈夫なんですよ。
今は抵抗力ないから保育器から出せませんが、体重が増えたら保育器から一時的に出して抱っこ出来る、カンガルーケアがありますよ。
ママやパパの肌に触れて赤ちゃんを安心させてあげるケアです。
それに向けて、今はママの母乳で体重増やしてあげましょうね」
「ゆ…ゆいとには何にも異常ないですよね?」
「大丈夫です」
ママはまた泣き出した。
安心の涙だよ。
ゆいとくんを見て、『ゆいちゃん、ゆいちゃん』と名前を呼びながら泣いていた。
ママはね、その日から母乳をゆいとくんに届けた。
家から病院が少し遠くなって、毎日お見舞いが出来ないパパにゆいとくんの事お知らせしないとね!
鼻マスクや頭を包んでいたガーゼが取れていて、ゆいとくんのお顔がよく見えたんだ。
生まれたばかりは体温調節をする為にそういった処置もするんだね。
『やっ君に似ていて本当に可愛い』
そんな気持ちがママに溢れたよ。
温かくて優しい気持ち。
ママの近くに寄ったら、ホンワカとした母性という優しい温度に包まれていた。
「元気でしょう。
小さく生まれても、大丈夫なんですよ。
今は抵抗力ないから保育器から出せませんが、体重が増えたら保育器から一時的に出して抱っこ出来る、カンガルーケアがありますよ。
ママやパパの肌に触れて赤ちゃんを安心させてあげるケアです。
それに向けて、今はママの母乳で体重増やしてあげましょうね」
「ゆ…ゆいとには何にも異常ないですよね?」
「大丈夫です」
ママはまた泣き出した。
安心の涙だよ。
ゆいとくんを見て、『ゆいちゃん、ゆいちゃん』と名前を呼びながら泣いていた。
ママはね、その日から母乳をゆいとくんに届けた。
家から病院が少し遠くなって、毎日お見舞いが出来ないパパにゆいとくんの事お知らせしないとね!