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ときめきに誘われて
第1章 二つの心
夫「小さいですが私は今の会社を
愛しています。今更、他社へ移りたい
とは思いません。それに御社には
佐々木専務がいらっしゃいます」
社長「佐々木か?あいつは事ある毎に
私に楯を突く奴だよ。あんな奴」
憎々しそうな表情の社長です。
夫「社長、ご本心を仰って下さい。
私の推測では後継者は佐々木専務だと
考えていらっしゃいます。会社を
託せるのは彼しかいない。
社長はそうお決めになっている筈です」
その言葉を聞き目を見開いた社長です。
私は二人の会話を固唾を飲んで
見守っていました。
愛しています。今更、他社へ移りたい
とは思いません。それに御社には
佐々木専務がいらっしゃいます」
社長「佐々木か?あいつは事ある毎に
私に楯を突く奴だよ。あんな奴」
憎々しそうな表情の社長です。
夫「社長、ご本心を仰って下さい。
私の推測では後継者は佐々木専務だと
考えていらっしゃいます。会社を
託せるのは彼しかいない。
社長はそうお決めになっている筈です」
その言葉を聞き目を見開いた社長です。
私は二人の会話を固唾を飲んで
見守っていました。