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第2章 陥る妻

更に２週間が経ちましたが
生理は来ません。

それに体調も思わしくありません。

妊娠初期の体調不良のようです。

私は意を決して産婦人科に行きました。

待合室で妊婦さん達の会話が
耳に入りました。

産まれて来る子への愛情に満ちた
言葉が聞こえてきます。

その言葉が私の胸に突き刺さりました。

私の場会、愛情を持った夫婦の契りで
授かった命ではなく快楽を貪った結果の
産物です。

私は此処にいるべき女ではないのです。

そう思っていると名前を呼ばれました。

診察室に入ります。

問診と検査結果を見せられて
お医者さんが言いました。

「おめでとうございます」