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らぶあど encore!
第4章 サミット・イン・NAGOYA
『ほなみ……』
祐樹は手を握ると、そっと耳打ちして来た。
『叱られちゃったね』
『もうっ……西君が悪いんだからね!』
祐樹は子供みたいに舌を出す。
その無邪気な様に、ほなみはキュンと胸が鳴った。
『続きは……ホテルで……ね?』
『……っ』
頬が真っ赤になるほなみの髪をくるくると指で弄びながら、恥ずかしがる表情を覗き込んで楽しんでいたが、いつの間にか祐樹は寝息を立てていたのだ。
(全く西君ったら、勝手というか適当というか。
私が来た事で雰囲気悪くなってない?)
ほなみは思わず深く溜め息を吐く。
すると後ろから亮介がツンツンとつついてきて、小さな紙を座席の隙間から捩じ込んできた。
開いてみると、三人それぞれの文字で
『気にすんな――!』
『ほなみちゃんが来てくれて嬉しいよ』
『ドンマイ』
と書いてあり、胸の中が暖かくなる。
祐樹は手を握ると、そっと耳打ちして来た。
『叱られちゃったね』
『もうっ……西君が悪いんだからね!』
祐樹は子供みたいに舌を出す。
その無邪気な様に、ほなみはキュンと胸が鳴った。
『続きは……ホテルで……ね?』
『……っ』
頬が真っ赤になるほなみの髪をくるくると指で弄びながら、恥ずかしがる表情を覗き込んで楽しんでいたが、いつの間にか祐樹は寝息を立てていたのだ。
(全く西君ったら、勝手というか適当というか。
私が来た事で雰囲気悪くなってない?)
ほなみは思わず深く溜め息を吐く。
すると後ろから亮介がツンツンとつついてきて、小さな紙を座席の隙間から捩じ込んできた。
開いてみると、三人それぞれの文字で
『気にすんな――!』
『ほなみちゃんが来てくれて嬉しいよ』
『ドンマイ』
と書いてあり、胸の中が暖かくなる。