この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第9章 ライヴ=人生?④



野村もピアノに合わせて華麗にリズムをベースで刻み、三広はスティッキを回しながら速打ちでスネアを叩く。


亮介は頭の上で大きく手拍子をして客席を煽った。



祐樹は全身を揺らし、髪を乱しながら、だが指先は正確に華やかに旋律を奏でる。


「この曲は……」


ほなみは思わず呟いていた。


会場の手拍子が次第に大きくなり、バンドのアンサンブルが最高潮に高まった瞬間、パアンという爆発音と共に一階フロアーに銀テープが発射される。



二階には残念ながらテープは届かないかと思われたが、最前列の方まで飛んできて、ほなみは手を伸ばしヒラヒラと舞うテープを捕まえた。



祐樹はその瞬間を見ていたかの様に、ほなみの方を指差して叫ぶ。



「――俺をちゃんと見てろよ!?
……"恋をさらって"!」



「――――!」


ほなみが瞳を潤ませると同時に会場は大歓声が起こり、客はテープを手にステージに拳を突き出して熱狂する。
/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ