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らぶあど encore!
第11章 Hearty party
OーEASTにほなみ達が到着した時、三広と野村は既に居て、ステージで演奏していた。
「キャア!
カッコいい――!」
カナが手を叩いてはしゃいだ。
ほなみ達に気付いた三広がスネアを軽く片手で叩き、手を振る。
野村は、チラリとクールな流し目をあぐりに送り、無心にベースをつま弾いている。
「おっ……あいつら、楽しそうじゃん……」
祐樹は、ジャズの音色に目を輝かせた。
「西君も……一緒に演奏してくる?
西君のピアノ、久し振りに聴きたいな……」
ほなみは、腕を絡ませたまま祐樹にねだる。
「ふふ……
分かったよ……
お腹の子にも沢山いい音を聴かせてあげなくちゃだね」
祐樹は少し屈みほなみの頬にキスをすると、軽い身のこなしでステージに飛び乗りピアノの前に立った。