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第12章 Hearty party②

智也の反応に、カナは思わずムキになる。


｢ほっ本当ですってば――！
ばだぢば、悪い女で……良い子の振りをじでるだべばんでぶっ……
げほ……げほんっ｣





咳き込むカナに、智也は笑いが止まらない。



『はは……
そうか、カナは悪い子なんだな？
……で、どんな悪い事をしたって？……ふふ』



｢うっ……
ば、ばだじは！
どもやばんに、よぐ思われだぐで……
ぼなみばんとぐらずっで、いいまじた！｣



『俺に良く思われたくて？ほなみと暮らすって言ったって？』



｢ば、 ばいっ！
ぞーでず！
……げはっ……ぐっ｣



カナは興奮と咳き込みが収まらないらしい。

本人はかなり苦しいだろうし、笑いごとではないのだろうが、智也には可笑しくて堪らない。



『くく……成る程。
……で？
それが、何か問題あるのか？』



｢――へっ……？｣



カナは、拍子抜けした様な間抜けな返事をした。