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第20章 Don't worry,I Love you

｢う……うん……
じゃあ……
次に会う時……
西君の好きなミートパイ……
作るね｣



『わあお！
やった～！
……て、ミートパイもいいけどさあ、俺はほなみの……パイも欲しいなあ～な～んて！ハハハ』



｢も、もうっ……
西君ったら！｣


ほなみは頬を熱くしながらも笑ってしまう。


先程まで、泣き模様だった心は甘やかに、清々しく晴れていく。



『……俺も、ほなみに毎日会えないのは寂しいけど……
その分、しっかり良い仕事してくるし、次に会う時には思いっきりイチャイチャしようね？ん？』


｢う……うん｣


『ほなみ、今赤いだろ』

｢――うっ……｣


『……それに、濡れてるだろ』


急に、甘く囁かれてゾクゾクした。



｢――に、西君たら……
馬鹿っ……エッチ――！｣


祐樹は電話の向こうでコロコロ笑う。