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第20章 Don't worry,I Love you

――ねえ Baby



綺麗な物の 全てを


君にあげたいんだ



ねえ Baby



昨日まで 泣いた



哀しみの 全てを



僕に 投げ付けていいよ


その瞳(め)に映る



景色が 幸せに 変わるまで



Don't worry ,

I Love you




さあ 僕と おいで――





祐樹は、すぐ隣にほなみが居るつもりで、優しく優しく歌い上げる。



ワンフレーズを歌うと、安らかな寝息が聴こえてきた。



祐樹は電話を切ってしまうのが忍びなく、自分もやがて眠りに堕ちるまで、ほなみの気配を耳元に感じながら歌い続けた。