この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
弟プレイ
第3章 濡れた肌を重ねて
 

私の目線に合わせるように首を傾け、長い睫毛に縁取られた切れ長の瞳と視線を交わす。

そのまま蒼の顔が近づいてきて、吐息が唇を撫でた。


本当に、このままキスしちゃうの?!


反射的にギュッと瞼を閉ざす。

暗く見えない視界の向こう側では、蒼がゆっくりと近づいてくる気配がした。

胸のドキドキは最高潮に達する。


「……今日はこの辺で勘弁してやるよ」

「――!!」


予想していた感触は唇ではなく、おでこに触れるだけのキスを落とした。

恐る恐る瞼を開くと、苦笑混じりでこちらを覗き込む蒼。


「いくらなんでも、弟とキスなんて……流石に姉貴もまだ受け入れられないよな」


目を頑なに閉じたことで、蒼は私がキスを拒否したと勘違いしたらしい。


「……なんだ」

「ん? なんか言ったか? 姉貴」

「別に。何でもない」


無意識に呟いてしまってから、落胆している自分に気付いて驚く。

私……本当は、心のどこかでキスされるのを期待してたの?




――女としての本能をその日、私はハッキリと自覚した。

 
/339ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ