この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狐面の男に 愛されまして
第6章 かくかくしかじか 幸せでして


行きたくない…


「……」

「堂々としていなさい。難しいだろうけど…彼等にちゃんと馴染むことも必要なんだ」


見た目からして浮きまくっているシュウさんに言われたくない。


「彼等だってサチを嫌っている訳じゃないだろう」

「…だって、気味悪いって」

「──…不思議だからそう言うんだよ。人間は、理由の説明できないものが大の苦手だからね。自分の視界に映るものしか信じたくないから」


視界、なんて…そんなもの

物に当たって跳ね返った可視光線が、眼球の中のレンズに投影されているにすぎないのに

そこにある世界しか、彼等には説明できないから。


「──…理科、苦手」

「ごめんごめん」

「……じゃあ、行ってきます」


ここで駄々をこねるわけにも行かないから、彼女は鞄を持って歩き出した。

道を覚えた彼女は、もう自分ひとりで学校まで通えるようになっていた。



/68ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ