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死んだあなたに逢いたくて
第2章 2年記念日

……達哉だ…

本物の達哉……。


わたしを引っ張っる後ろ姿。
手の形、ぬくもり。
くるっと振り向いて
わたしに微笑みかけるあの感じ。


わたしは達哉に引っ張られながら
ぽろぽろ泣いていた。


ああ、逢沢さんは本当なんだ……


わたしは涙をぬぐって
達哉の手をぎゅっと握り返す。


「陽菜。もっとこっち。」


わたしは達哉の腕に手を回して
達哉にぴたっとくっついた。

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