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死んだあなたに逢いたくて
第3章 達哉のキス

「…2回目や3回目に逢って
泣かれる会員さんはたくさんいます。
本当に僅かな時間だから
虚しくなってしまうんですよね…。
この突然訪れる虚しさが耐えられなくて
2、3回逢って辞められた方はたくさんいます…。
陽菜さんは…どうしますか…?」

逢沢さんはわたしに青いハンカチを差し出して
優しく微笑みかけてくれた。


わたしは何も返事することができなくて
ただただ泣いていた。

達哉が死んだということを
今はじめて
肌で感じたんだ…。

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