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死んだあなたに逢いたくて
第2章 2年記念日
「わたしの店は会員制なんです。
いまは15人くらい会員がいます。
週に1度決まった時間に来てもらって
亡くなった人に逢うことができます。
どうですか?」
「会員に…なります…。」
わたしは即答した。
これで週に1度、達哉に逢える…。
わたしは大学もあるから
金曜日の19時に設定して
会員カードをつくってもらった。
「先ほどいい忘れてしまいましたが
わたしとセックスしているとき
"達哉さんと同じだ"と感じたら
達哉さんの元に行く前兆です。」
…ああ、
確かに達哉と同じだって感じた…。
「ではわたしはいまから他の会員の方を亡くなった方の元へ送らなければならないので
少しゆっくりしたらお帰りください。
次は来週の金曜日の19時に来てください。」