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死んだあなたに逢いたくて
第3章 達哉のキス

「陽菜…さん……?」

逢沢さんが心配そうな顔でわたしを見た。

温かいココアを飲みながら
わたしはぼろぼろ涙をこぼしていた。

1週間待ちわびて
たった10分ほどの奇跡。

達哉の表情、匂い、声
ぽっぺにキスしてくれた
あの感触………。

達哉に逢えた
幸せだった

ただ突然訪れる現実に
わたしの心はついていけない。

恐ろしい程の虚無感に襲われた。

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