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胡蝶の如く
第3章 風邪
「イったね。」
と言いながらも伊月はまだ手を止めない。
「あっ、やっ!!…ぁふん。」
一回眠って少し下がっていたはずの熱は
今は急激に上がっている、絶対に。
「伊、月っ!!熱がっ上がっ…ちゃっぅっん…。」
何が風邪を治してあげるだょ。
余計に悪くなっちゃうょ…。
って怒鳴ってやりたいのに
喘ぎ声がどうしても混じってしまって
説得力なんてまるでない…。
「そんなコト言って、叶斗、ずいぶん気持ちよさそうじゃん?!」
ってボクのナカを虐め続ける伊月。
「そろそろオレだって気持ちくなりたいな。」
突然
ボクの口に何かが突っ込まれた。
熱くて、太くて、脈打ってる…。
伊月のアレ?!
って思い立ったとたん、
すぐに吐き出そうとしたのに
頭を押さえ付けられて奥まで入れられてしまった。