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君と恋をもう一度
第1章 心

「またしよーね」
ニコッと笑って何処かへ行ってしまう
あっ⋯
待って⋯
「建!」
歩みが止まる
「⋯って呼びたい」
「お好きにどーぞ、れなちゃん」
あれ、私名前言ったっけ⋯
くるっと振り返って黒い塊をぽんと投げる
「わ、わっ」
慌ててキャッチ
それは私の携帯だった
いつの間に⋯
ガララ⋯
私が自分の携帯に意識がいっている間に
健の姿は無くなっていた
暫く、ぽーっとする
やっぱりまだちょっと痛い⋯
床に足をおろし立ち上がる
乱れた服を整えて、今日は帰ろうと思った
あ!シーツ変えないと
危うく大問題になるところだったと冷や汗をかく
シーツを変える時に腰を曲げると、また痛みが
うう⋯なんだかまだ建のが⋯
今すっごい抱きしめてもらいたい
愛があるエッチがしたい!
自分がこれからどうなるかも知らずに、私は妄想に浸っていた

