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夏休みの自由研究『早苗ちゃんの身体』
第5章 匂いと色と形
「嫌だっ! 恥ずかしいよっ! こんなのおかしいよ!」
早苗が大きな声を上げた。

制汗剤は付けてるけど・・・腋の匂いを良平くんに嗅がれるなんて、恥ずかしすぎる・・・


「早苗ちゃん バンザイをしてっ!」
良平は早苗に指示をした。

早苗の恥ずかしがる姿は、もはや良平を止める効果を持っていない。
羞恥に顔を赤くする早苗・・・その姿は良平の劣情に、火に油を注いでいる。


いつもより強引な良平に、早苗は戸惑いを隠せない。

「良平くん・・・どうしたの?」
早苗は良平に問いかける。

「早苗ちゃんの匂いを嗅ぎたいんだ」
良平は早苗に身を寄せる。

早苗は仕方なく腕を上げてしまった。

「花の香りとツンとする匂いが混じってるね」
良平は早苗の腋に鼻を寄せつつ言った。

制汗剤は付けているけれども、それだけでは完全に汗の匂いを抑えられてはいない。
恥ずかしすぎて早苗は涙目になっている。
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