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8月の月
第5章 美術館
私とあなたが初めてデートした場所。
絵画を見るのは好きだった。
でも、一緒に見る事に意味がある。
シャガール。
不思議な絵だと思った。
逆さまな描く画風は、
その当時は理解されたのだろうか?
理解されなくても、
描く事でシャガールの存在を
今も残す。
私はあなたのシャガールになりたい。
逆さまな景色でも、
あなたに私が永遠に残るなら……
今となってはそんな風に思う。
触れたくなる名画や彫刻の前を通り過ぎる。
「しっかり捕まえてないと、
君が触れてしまう衝動を抑えらんないだろ?
触れるなら俺にしとけ」
と手を繋ぐあなた。
キザな台詞もあなたなら許す。
手を繋ぐきっかけを探していたクールなあなた。
早く繋いで欲しいから、
いろいろ仕掛けた私。
いいでしょ?
それくらいの計算。
絵画を見るのは好きだった。
でも、一緒に見る事に意味がある。
シャガール。
不思議な絵だと思った。
逆さまな描く画風は、
その当時は理解されたのだろうか?
理解されなくても、
描く事でシャガールの存在を
今も残す。
私はあなたのシャガールになりたい。
逆さまな景色でも、
あなたに私が永遠に残るなら……
今となってはそんな風に思う。
触れたくなる名画や彫刻の前を通り過ぎる。
「しっかり捕まえてないと、
君が触れてしまう衝動を抑えらんないだろ?
触れるなら俺にしとけ」
と手を繋ぐあなた。
キザな台詞もあなたなら許す。
手を繋ぐきっかけを探していたクールなあなた。
早く繋いで欲しいから、
いろいろ仕掛けた私。
いいでしょ?
それくらいの計算。