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8月の月
第2章 強気になる時
あなたが私を愛してると言った日々の中。
「自分と関わった女は、
みんな幸せであって欲しいと心の奥底で願う」
と言う、あなた。
きっかけなんて忘れたけど、
私の心に深く刻まれたあなたの言葉。
嫉妬したわ。
あなたの過去に遡ってね。
そして、私は意地悪を言う。
「ねぇ、もう別れた女性に対しても、
そんな事思うの?」
「思うさ」
別れたら他人なんじゃないの?
目の前に私が居るのに、
どうしてあなたの心は全部私じゃないの?
「もし、万が一、
君と別れても、
俺は君の幸せは願うよ」
「願わないで!
別れたら他人でいい。
私は別れたらあなたの幸せなんて願わない」
「寂しいね。
過去は過去って割り切るの?」
不思議そうで悲しい表情を浮かべたあなた。
寂しいのは私の方よ。
過去は過去で、
今と未来はあなただけと思っている私を、
否定されたみたいだった。
私ね、
正直なんだよ。
心もカラダも。
過去の男なんて、
どうでもよくなる恋しか知らないもの。
今、
全身全霊であなたが好き。
それはいけないことなの?
「自分と関わった女は、
みんな幸せであって欲しいと心の奥底で願う」
と言う、あなた。
きっかけなんて忘れたけど、
私の心に深く刻まれたあなたの言葉。
嫉妬したわ。
あなたの過去に遡ってね。
そして、私は意地悪を言う。
「ねぇ、もう別れた女性に対しても、
そんな事思うの?」
「思うさ」
別れたら他人なんじゃないの?
目の前に私が居るのに、
どうしてあなたの心は全部私じゃないの?
「もし、万が一、
君と別れても、
俺は君の幸せは願うよ」
「願わないで!
別れたら他人でいい。
私は別れたらあなたの幸せなんて願わない」
「寂しいね。
過去は過去って割り切るの?」
不思議そうで悲しい表情を浮かべたあなた。
寂しいのは私の方よ。
過去は過去で、
今と未来はあなただけと思っている私を、
否定されたみたいだった。
私ね、
正直なんだよ。
心もカラダも。
過去の男なんて、
どうでもよくなる恋しか知らないもの。
今、
全身全霊であなたが好き。
それはいけないことなの?