この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネムリヒメ.
第10章  眠らない夜.



「ちーちゃんにはこっちにきてからいっぺんに色んなコトがありすぎて…

会いたかった楓くんはいないし、記憶は飛ぶし、それに追い討ちをかけたきのうの雅…」


「それから…毎日のようにうなされて起きて過呼吸になって、睡眠不足のうえに体調崩して高熱か…」


聖も葵も話していて辛くなって顔を歪めた


「こんなんじゃカラダもキツイけど、その前に精神的にもたないよ…」

「っ…あんな苦しくて辛そうな顔見るくらいなら、無理やり抱いて腕のなかで泣かれた方がまだマシ…」

「っ…聖…!?」

「………あはっ♪ なーんて、葵くんみたいなコトはしないけど」


しばらく沈黙したあと、そう言いながらいつもの笑顔を葵に向ける聖


しかし、その笑顔は一瞬として消え彼の栗色の瞳が妖しい光を放ち口元がニヤリと歪む

その表情になにかを察した葵は鋭い視線を聖にむけた


「聖…なにが言いたいの」

「なにがって!?」


ふたりの視線がギラギラと激しく絡み合った


「……やだな、そんな怖い顔して」

「っ…聖!!」


軽くはぐらかそうとする聖に葵が突っかかる





/892ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ