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ネムリヒメ.
第12章 アイスクリームシンドローム.
「んんっ…」
クスッと笑い声をあげながら、肩にかかる髪を払ってチロッと耳の輪郭を舐められ思わず声が漏れる
首筋に唇を寄せ軽くキスを落としたと思ったら、思いきりベロリと舐めあげてくる彼
「っ…やぁ…」
聖くん、ちょっと待って!!
「そんな声で嫌がっても意味ないよ…」
声をあげながら彼のカラダのを押し戻そうとすアタシに、そう言いながら聖くんは耳たぶにかじりつく
「はっ…ぁ…ん」
ダメだって思っても、なぜか口から出るのは甘い声
ビクビクとカラダを揺らすアタシの反応を面白がるように、彼の行為はどんどんエスカレートしていく
「ね…こんなに快楽に従順で…」
「んやっ…っ…」
クチュンと音をたてて弱い耳を舐られ、せめてもと彼を押し戻そうとしていた腕の力が抜ける
「クスッ……すぐ流される…」
「ふあ…っ!!」
彼の甘く掠れた声が頭のなかで響く
ゾクリとした甘い疼きがカラダを駆け抜けて、目の前が白く霞がかった
クスッと喉を鳴らしながら、妖しく瞳を光らせながらアタシの顔を覗きこむ彼
「っ…」
聖くんが言っているコトに間違いはなかった
でも…
事実なのに…
だけど、それを素直に認めるのが嫌で アタシは否定するように彼を睨みつける