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ネムリヒメ.
第12章  アイスクリームシンドローム.



自分のあげた大きな声に泣きそうになった

渚くんが扉をあけた瞬間、聖くんが急に大きく腰を動かして、アタシに堪えていた声をあげさせた


「んやぁ、っ…聖く…」


よくできました♪と言わんばかりに妖しく微笑む聖くんが下から突き上げながら、アタシの腰をつかんで前後に揺すりだす


「ふ…あぁっ…はっ」


ひどい…

しかし、そんな思いとは裏腹に溢れるのは甘い声だった


部屋の入り口からはベッドならば死角だけど、あろうことか、ここはソファー…


服を胸の上まで捲りあげられ、彼の上に乗せられぐちゃぐちゃと卑猥な水音をたてながら、甘美な声をあげて腰を揺らすアタシ


こんな姿…


「ちーちゃん!?」

「やぁ、聖く…やめっ…ぁ」


見ないで…


「…渚くんに見られてカンジてんの」

「やっ…んん」


声を抑えたくてくも、執拗に責める彼がそうさせない

口を手で塞ぎたいのに、彼に手を掴まれてそれすら叶わない


アタシから渚くんの姿は確認できないけれど、入り口に向かって不敵な笑みを浮かべる聖くんの表情で、渚くんの存在を認識する


っ…こんなの…


「ねぇ、もっと鳴いてよ…」

「んやあっ!!」


胸の突起に口づけられ大きく声があがる

拒めば拒むほど聖くんが責める

声を抑えようとすればするほど、怖いくらいの快感を与えられ鳴かされる


渚くんが見てるのに…


そう思うのに、背中がゾクゾクする





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