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ネムリヒメ.
第15章  イチゴタルト.



「誰かをほっとけないとか、オレ正直自分のコトなのに戸惑うんだけど…」

「んだよ葵…付け込んで堕としにかかったはずが、チャラ男の仮面剥がされかけてんじゃねーかよ」

「オレ、根は一途なんですけど」

「お前のキャラめんどくせーな」

「でも、一個だけ…」

「ん…!?」

「…ナギがちーちゃんを離さないのは、なんとなくわかる気がする」


戸惑うような葵の声に、壁にカラダを預けたまま煙を細く吐き出した渚がフッと笑みを浮かべる


「葵……お前だって気付いてんだろ」

「え…!?」

「ほっとけないほど惹かれる理由…」

「っ…」




「…千隼は似てるから……」


「………!!」




「オレたちと……」



渚の吐き出したタバコの煙が夜風に溶けるように消える


「似てる………か……」


ベッドで眠る穏やかな寝顔を見つめながら呟く葵の声も、星が静かに瞬く深い夜の空に溶けるように消えていった







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