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ネムリヒメ.
第17章 極上スイーツ.

─それから10分後…
「ん…ぐ……」
「もっと大きく口開けて…」
「ふ…んん」
「それじゃ入んない」
「や……」
室内に充満した甘ったるい空気に、密着したカラダが熱をもつ
「渚くんちゃんとカラダ支えてよ」
「…そんなの突っ込むなよ」
「あはっ、このくらい平気だよね♪」
「おいおい…」
「ふ……っ」
「溢さないで…ね」
「んん…っ」
渚くんの腕に崩れ落ちたまま、朦朧とする視界の先で聖くんがアタシにそれを強要する
口のなかに入れられたモノにむせそうになりながら、必死に頬張るけれど
今のアタシには限界があって、唇の端からは唾液と混ざりあったトロリとした甘い蜜がこぼれ落ちそうになった
「ばっ…垂らすなよ」
「もったいなーい」
「ふ…んん」
苦しいのに求めてしまう…どうしようもなく本能には敵わなくて、
「もっと…」
渚くんの腕のなかで聖くんに素直にそれをねだった
「おねだりとかエライエライ♪ちゃんと味わうんだよー」
「ん……ぅ…」
「って、お前のはデカイんだよ」
「ちーちゃん、イイコ♪」
「っ…ごほっ!!」
う……
「んんーっ!!」
「おいっ」
「あ、ヤバっ、出しちゃダメ…」
苦しくて涙を溜めた瞳で聖くんを見つめると、
彼は慌てて水の入ったグラスをアタシに差しだす
そして間一髪、口のなかのモノを吐くことなく飲み込むと、アタシは少しむせながらもゆっくりとカラダ起こした

