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ネムリヒメ.
第3章  無くしたモノ.



アタシのハンバーグっ!!!

しかも最後の一口だったのに


「んー、んー!!!」


人参でいっぱいの口をモゴモゴさせながら叫ぶアタシの声に驚いて顔をあげる他のふたり


「さっき オレのコト可愛いって思ったでしょ!?」

と、涙目のアタシにニッコリ笑いかける彼


…バレてる!?


聖くんって読心術もってるの!?

笑顔が怖いんですけど…


「ニンジンと交換ねー♪」


交換って、今さら言われても…

最後の楽しみを奪われてさすがにちょっと頬が膨らんだ


そしてさらには「あはっ、怒った顔可愛い♪」と、彼にほっぺたをプニプニされる始末


ちょっと腹がたって「別にいい…」と彼に言うと、「ゴメンゴメン」と笑いながら聖くんは顔を覗きこんできた


何がツボだったのかよくわからない…


が、


「今度おいしいパンケーキのお店知ってるから連れてってあげる。だからゴメンねっ」

「っ…!!」

彼の思わぬ言葉に一旦停止するアタシ


ぱ…パンケーキとか、食べ物になんてつられないんだから!!と思ったけど

欲望には敵わず『パンケーキ』のフレーズにアタシの目がキラキラと輝きだす


「うわー、ちーちゃん…」

「…わかりやすっ」


苦笑いする渚くんたちを前に

「…いいよ」と聖くんに返事を返して、ハンバーグの件は許してあげることにした



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