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ネムリヒメ.
第5章  シャンプーとアイスクリーム.




「あー 気持ちよかったっ♪」


気分爽快、お風呂最高っ♡


お風呂からでるとすっかり気分もよくなった

機嫌良く渚くんの部屋を出て長い廊下を歩いていると、無性に恋しくなるものがあった


いったん、自分の部屋の前で立ち止まる


しかし…

どうしても欲しかった



宝箱にぎっしりつまった宝石のようなアレ…


昼間、聖くんの部屋でみたアレ






…アイスクリーム♡




渇いた喉を潤す至福のひととき


口に入れた瞬間、とろける甘いときめき


…食べたい♡




しかし、アイスクリームをいただくためには聖くんの部屋にいかなければならない


昼間はああ言ってくれたけど、いきなり自分からオトコの人の部屋に入るってのもな…

そこはまあ、一応躊躇する


あ、そうだ…

介抱してくれた彼に、きちんとお礼を言えていないコトを思い出す


お礼を言って…

そうだ、ついでにアイスもらってこよう!! うんうん♪


恐るべしアイスの誘惑♡


アタシは頭のなかをアイスクリームでいっぱいにして聖くんの部屋へと足を向けた




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