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ネムリヒメ.
第26章  夜明け.






「それにこっちはね、これからコンパで忙しいんだから」

「だったら早く行けっつーの、いつまで飲んでんだ!!」

「うるっさいわね、レベルの低いオトコに目が眩まないようにアンタたちで目の保養してフィルター強化してるのよ!!」

「それ、どんだけ望み高ぇんだよ」

「フンッ、葵より不細工は受け付けないわ。渚に負けるのも癪にさわるわね」

「あはっ、それ絶望的に一生独身コースじゃん♪ねぇ、それより面白そうなカモがいたらキープしてオレにまわしてよ♪オレ、しばらくはいつもより羽振りいいからさ、その名刺高く買うし」

「はいはい♡聖はイイコね」

「………」


突っ込みどころ満載のそんな彼らのやり取りをどこか微笑ましく眺めていれば、目が覚めてからまだ会っていない葵くんと渚くんの姿が脳裏に浮かぶ




そしてまた…

思い浮かぶのは……






……………




「…ちーちゃん」

「あ…うん」


瑠美サンをプールからコンパに送り出したアタシたちは、ホテル最上階のスイートルームへと戻ってきていた


「お前、無理すんなよ」

「……ん」


エントランスの扉を開ける前に、躊躇いがちにもう一度念を押してくる聖くんと雅くん

さっき部屋を出た時には会わなかったけれど、今度は違う…

この先にはまだアタシが会ってない渚くんと葵くんがいて

この先にはもちろん…


「…郁くんがいるよ」


そんなつぶやきと同時に握られた手にキュッと力が込められる







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