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ネムリヒメ.
第5章  シャンプーとアイスクリーム.



これ…全種類あるかも…♡

どうしよう、迷うーっ!!

聖くんと一緒に瞳をキラキラさせる


もはや今は完璧にアタシの頭のなかは、楓でもなくて、渚くんでもなくて、アイスクリームでいっぱいだ♡


アイスクリームって最強かも…


うーん、やっぱりこれかなぁ♡

そして、手に取ったのはアイスクリームの王道、ベタだけどバニラのアイス


昼間、とろけて食いっぱぐれてしまったのもあって

早く食べたくて気分があがる



聖くんはチョコブラウニーのアイスを手に取ると

ソファーへとアタシを誘った


彼とソファーに並んでアイスクリームの蓋を開ける


「んーっ…♪」


一口頬張れば濃厚なバニラの味が口いっぱいに広がって思わず顔がほころぶ


「ちーちゃんって、なんでもおいしそうに食べるよね」


ゆるゆるになったアタシの顔を見て聖くんが笑う


それって褒めてるんだよね…!?と彼の顔を見ると


「もちろん、いい意味で」と言って微笑む彼


見透かされてるのか、やっぱり彼が読心術を持っているのか間のないフォローに少し驚いた


しまいには

「…聖くんって もしかして人の心読めたりするの」

と、真顔で聞いてしまう始末


そんな突拍子もないコトを言うアタシを

「あはっ♪ちーちゃんが分かりやすいだけだよ」

と、さらに笑われてしまった





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