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初めての×××をあなたに
第3章 再会
それから何日か経ったけれど、彼はお店に来なかった。

私はもう彼に会うことはないだろうなって思っていた。
お礼も言えたし、ハンカチも返すことが出来たし、よかったなって。

だからその日、お店のドアが開いて彼が入って来たときは驚いた。

「いらっしゃいませ」

私は、駆け寄った。

「今晩は」

彼はにっこり笑った。

「こ、今晩は」

私も挨拶をして、カウンターの席に案内した。
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