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初めての×××をあなたに
第14章 初めてをあなたに
陸がシャワーを終える頃には午前2時を回っていた。

「陸!プレゼントありがとう……すっごく嬉しい……」

戻ってきた陸にそう言った私は、また涙が溢れそうになるのをぐっと耐えた。

陸はくしゃっと私の頭を撫でた。

「直輝さんにさ、美月と付き合うこと話した。美月はバカだけど可愛い妹だから頼むって言われたよ」

「……バカは余計だよ」

また鼻の奥がツンとする。



「お前のこと大事にする」

「…………!」



「そろそろ寝るぞ。さすがに疲れた。お前ベッド使え」



………今、すっごくドキっとすることをサラッと言ったよね……。
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