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初めての×××をあなたに
第13章 世界一素敵なバースデープレゼント
髪を乾かし、部屋に戻った私に、
「これ」
陸が私の手に小さな箱を乗せた。
「………これ………プレゼント?」
「ぶっ……お前催促してただろーが」
陸が吹き出した。
私はその小さな箱のリボンをそっと解いた。
陸からのバースデープレゼント ──。
それは月のモチーフが光るネックレスだった。
「お前ほんと泣き虫だな。俺がシャワー終わるまでに泣き止んどけよ」
そう言われて初めて、私は泣いていることに気付いた。