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初めての×××をあなたに
第14章 初めてをあなたに
少し痛みが和らいだので、目を開けると、陸も眉を寄せ、苦しそうな表情をしていた。


……入った……の?



陸はそのまま動かず、私の唇をキスで塞ぎ舌を絡ませた。



そして、私の目尻に溜まった涙をそっと拭い

「……無理しなくていい。初めてなんだし」

と耳元で言った。



………痛い…けど……陸のこと全部受け止めたい。


もっと深く繋がりたい。心も、身体も……


………それに、痛いだけじゃないの。涙が溢れてくるのは……。



「………嬉しい……の。陸の気持ちが伝わってくるよ。好きってちゃんと伝わってるよ」




「……バカ」

ギュッと抱き締められた。




「陸……好き……」

私も陸の身体を抱き締め返した。
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