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初めての×××をあなたに
第14章 初めてをあなたに

***
………とうとうしちゃったな………初体験。
隣に横になっている陸の横顔を見ながら、私の心は幸せで満たされていた。
「大丈夫か?」
「うん」
「……もうすぐ夏休みだね」
「その前に試験があるけどな」
「ねぇ!花火見に行こうよ!」
私は身体を起こして腹這いになり、陸の顔を覗き込んだ。
「……こないだ見に行っただろうが」
「どっかの誰かさんのお陰で全然楽しめなかったの!」
「そーかよ」と陸が笑う。
「それに……陸と花火見たい」
「じゃあ……もう一回浴衣着ろよ」
「え?」
「似合ってたから」
「………………!」
そう微笑みながら、首の後ろに手を回され、引き寄せられた ──。
瀬戸 美月。19歳。
不器用だけど、とびっきり甘い恋が走り出した。
fin
………とうとうしちゃったな………初体験。
隣に横になっている陸の横顔を見ながら、私の心は幸せで満たされていた。
「大丈夫か?」
「うん」
「……もうすぐ夏休みだね」
「その前に試験があるけどな」
「ねぇ!花火見に行こうよ!」
私は身体を起こして腹這いになり、陸の顔を覗き込んだ。
「……こないだ見に行っただろうが」
「どっかの誰かさんのお陰で全然楽しめなかったの!」
「そーかよ」と陸が笑う。
「それに……陸と花火見たい」
「じゃあ……もう一回浴衣着ろよ」
「え?」
「似合ってたから」
「………………!」
そう微笑みながら、首の後ろに手を回され、引き寄せられた ──。
瀬戸 美月。19歳。
不器用だけど、とびっきり甘い恋が走り出した。
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