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淫らデッサンに疼く人妻
第16章 衛一のデッサン初体験
 近崎がサッと佐夜香に駆け寄り、ティッシュでその液を拭こうとしたところ、衛一が呼び止めた。
「ああ、私が拭きますよ。その……佐夜香さん……。中に出してしまうことになって、本当に申し訳ない」
 近崎から受け取ったティッシュで、佐夜香の秘所を拭いていく衛一。
「京極さんが謝る必要はないですよ~。私が脚でしっかりロックしちゃったからですし。京極さんは怒ってないですかぁ?」
 恐る恐る衛一の顔色をうかがいながら、尋ねる佐夜香。
「少しびっくりしましたが……」
 衛一は苦笑する。
 怒っている様子がないので、ホッとした佐夜香は少し饒舌になった。
「ああ、よかったです~。あまりに気持ちよくてついつい。安全日ですんで、多分大丈夫だと思います。ホントにごめんなさいね」
「いえいえ、こちらこそすみません」
 言いつつ、佐夜香の秘所を拭き続ける衛一。
 よっぽど大量に出たのだろう、花裂から溢れ出る樹液は、なかなか止まらない。
 そこで近崎が二人に声をかけた。
「お二人とも、シャワーを浴びられますか? 向こうにございますので」
「あ、そうしまーす! じゃ、京極さん、一緒に行きましょう!」
 そう言って立ち上がろうとする佐夜香。
 衛一は「ええっ?!」と言って、目を丸くした。
 言うまでもなく、一緒にシャワーを浴びることに対して驚いたのだ。
「だって~。手伝ってもらった方が、綺麗に洗えますし~。アソコの中とか~」
 佐夜香の言葉にようやく納得した衛一は、再び苦笑する。
「すみませんねぇ。では、行きましょうか」
「はぁい! じゃあ、所長、シャワーお借りしますね!」
 元気よく言って立ち上がると、モデル台を降りる佐夜香。
「どうぞ、ごゆっくり」
 近崎は笑顔でそう言うと、モデル台に汚れでも見つけたのか、ティッシュで拭き始めている。
 佐夜香は衛一の手を取ると、「こっちですよ~」と言って、浴室へと向かった。


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