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第16章 衛一のデッサン初体験

「じゃあ、お礼に、京極さんのも綺麗にしてあげますね。立ってください」
「え？」
　戸惑う衛一を、半ば強引に立たせる佐夜香。
　そして今度は佐夜香がしゃがみ込むと、シャワーをいったん止め、衛一のシンボルに両手を添える。
　衛一は思わず、「うっ」と声をあげた。
　衛一が「まさか……」と、佐夜香の行動を予測した次の瞬間、シンボルが佐夜香の口内に吸い込まれていく。
　佐夜香は慣れた様子で、唇を使ってシンボルをマッサージしていった。
「さ、佐夜香さん……」
　狼狽の声をあげる衛一。
　実は、茜からこの行為をしてもらったことは、数えるほどしかなかったため、この行為がもたらす快感は衛一にとって新鮮だった。
　佐夜香は両手を使って、衛一の睾丸を優しく揉み解しつつ、シンボルを口に出し入れしていく。
　時折、舌を使い、シンボル先端を舐めており、そのことも衛一の性感を高ぶらせていった。
　すると突然、いったんシンボルから口を離し、上目遣いで衛一を見ながら佐夜香が言う。
「私の頭を手で押さえてくださって、かまいませんよ。いっぱい、気持ちよくなってくださいね」
「は、はい……。ありがとうございます……」
　言われた通り、佐夜香の後頭部を両手で押さえる衛一。
　そして、佐夜香が頭ごと動かしてシンボルを口に出し入れする動きに合わせて、衛一も両手を動かしてアシストした。
　柔らかな佐夜香の口内に包まれ、舌や唇によって至高のマッサージを受けるシンボルは、えもいわれぬ快楽を見出している。
　先ほど、一度樹液を放出したにも関わらず、衛一は早くも二度目の放出を予感していた。