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淫らデッサンに疼く人妻
第17章 佐夜香と衛一
 まだ呼吸が整っていない中、佐夜香が口を開いた。
「すごかったぁ~」
 二人は全裸で正面から向かい合い、繋がったままだ。
 佐夜香の秘所からは、白い液が漏れ出てきていたが、二人ともあまり気にしている様子もない。
 衛一は、佐夜香の背中を優しく撫でながら言った。
「気持ちよかったよ」
「うん、私も! さっきも言ってたみたいに、私って、エッチの最中にイかせてもらったの、アトリエでの衛一さんとのエッチが初めてだったんだけど、早くも2回目だね」
 嬉しそうに微笑んで言う佐夜香は、言葉を続ける。
 いつの間にか、二人は敬語なしで話し合っていた。
「それと、そもそも、中出ししてもらうのも、今日が初めてなんだけどね」
「えっ?!」
 驚く衛一。
「彼氏とは、してないの?」
「たいていゴムをつけてもらってたからね。ゴムなしでしたことも何度かあるけど、いつも外で出してもらってたよ」
「……ごめん」
 佐夜香の髪をなでて謝る衛一。
「謝らないでよ~。私がお願いして、中に出してもらってるんだし。衛一さんは何も悪くないでしょ」
「そうだけど、もしものときは責任はあるし」
「アフターピルも飲んでおくし、大丈夫。もしかして、私とエッチしたこと、後悔してる?」
「そういうわけじゃないよ!」
 慌てて否定する衛一を見て、佐夜香は明るく笑った。
「ありがとう。よかった」
「俺、1日に3回も出すのって、生まれて初めてかも」
「じゃあ、私たち、初めて尽くしだったんだね」
「そうかも」
 対面座位でしっかり繋がったままの二人は、くすくすと笑いあった。


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