この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫らデッサンに疼く人妻
第22章 電話
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
帰宅した美雪は、すぐさま、茜に電話をした。
すぐに茜が出てくれたので、挨拶を交わしてから、単刀直入に本題に入る美雪。
「あのね、モデルのお仕事に誘った私がこんなことを言うのは申し訳ないんだけど……。アトリエでのモデルはやめておいた方がいいよ~」
「え? 美雪……何かあったの?」
慌てて取り繕う美雪。
「い、いや……別に何かあったってほどでもないけど……。やっぱり、所長とエッチするのって、何となく……よくないじゃん?」
「う、うん……それはまぁ……」
「でしょ! 教室なら、変なことは何も起こらないし、問題ないからいいんだけど。だから、私は今度からは教室でのモデルのみにすることにしたんだよ」
美雪は決して嘘を言っているわけではなかった。
実際、「今後は二度と、アトリエではモデルをしない」と心に決めていたので。
その理由は、美雪本人ですら、はっきりとは分かっていなかったが。
ただ一ついえるのは、「衛一とああいうことになってしまい、茜に申し訳ない。あんなことが起きた場に、再び足を踏み入れるのは後ろめたくて嫌だ」ということは、常に美雪の頭の中にあったのだった。
茜は怪訝そうな口調で尋ねる。
「美雪らしくないなぁ。きっと、何かあったんでしょ。近崎さんに、何か酷いこと、されちゃった……?」
最後の方、少し心配そうにしている様子が、声からもうかがえ、罪悪感に駆られる美雪。
もちろん、アトリエで起きたあのことは、口が裂けても言うわけにはいかない。
美雪は必死で、「なるべく嘘をつかずに、取り繕おう」と言葉を探した。
帰宅した美雪は、すぐさま、茜に電話をした。
すぐに茜が出てくれたので、挨拶を交わしてから、単刀直入に本題に入る美雪。
「あのね、モデルのお仕事に誘った私がこんなことを言うのは申し訳ないんだけど……。アトリエでのモデルはやめておいた方がいいよ~」
「え? 美雪……何かあったの?」
慌てて取り繕う美雪。
「い、いや……別に何かあったってほどでもないけど……。やっぱり、所長とエッチするのって、何となく……よくないじゃん?」
「う、うん……それはまぁ……」
「でしょ! 教室なら、変なことは何も起こらないし、問題ないからいいんだけど。だから、私は今度からは教室でのモデルのみにすることにしたんだよ」
美雪は決して嘘を言っているわけではなかった。
実際、「今後は二度と、アトリエではモデルをしない」と心に決めていたので。
その理由は、美雪本人ですら、はっきりとは分かっていなかったが。
ただ一ついえるのは、「衛一とああいうことになってしまい、茜に申し訳ない。あんなことが起きた場に、再び足を踏み入れるのは後ろめたくて嫌だ」ということは、常に美雪の頭の中にあったのだった。
茜は怪訝そうな口調で尋ねる。
「美雪らしくないなぁ。きっと、何かあったんでしょ。近崎さんに、何か酷いこと、されちゃった……?」
最後の方、少し心配そうにしている様子が、声からもうかがえ、罪悪感に駆られる美雪。
もちろん、アトリエで起きたあのことは、口が裂けても言うわけにはいかない。
美雪は必死で、「なるべく嘘をつかずに、取り繕おう」と言葉を探した。